2010年11月23日火曜日

リンパシンチ - リンパ浮腫の検査

片足、もしくは片手だけ妙にむくんで大きくなっていても、それは必ずしもリンパ液が滞留しているというわけではありません。実際にリンパ液が滞留しているかどうかの検査をして、ようやくむくみの原因が特定されるわけです。

そのリンパ液の流れは、比較的どこの病院でも行うCTやエコーなどの検査では見れません。特殊な造影剤を注射し、その流れを見る必要があります。その造影剤も、表層の流れを見るためのものや、深層からリンパ節まで見れるもの等、様々な種類があるようです。
 
足のリンパ浮腫の場合、足の先端に造影剤を注入するわけですが、この注射が痛い!足の親指と人差し指の付け根付近に、注射針を挿入し、液を注入します。抜き終わるまでとにかく痛い!注射後30分ぐらい、ちゃんと動けません。まぁ、3回も4回も受けて慣れてくると、数分でなんとか動けるようにはなるのですが・・・。

表層の検査の場合、注射するときに特殊なカメラで造影剤の動きを見ます。 リンパ管が元気だと、注射後にすぐに流れるそうなのですが、私の場合は、マッサージしないと流れなくなっています。

深層の検査の場合は、注射30分後と2時間後にCTのような所で流れを撮影します。私の場合は明らかに左右で流れに差がありました。

横浜市立大学病院を訪ねて、最初に受けた検査が後者のもので、とても痛かったのを覚えています。

いずれの検査も、まだ厚生労働省からちゃんと一般的な医療行為としては認められておらず、研究段階の先端医療という扱いになっているようです。 つまり、研究機関の研究費でやってもらえるため、タダでやってくれるということです。もちろん、受けた後数年~数十年後にどのように影響するかというようなことまではちゃんとわかっていないはずなので、何らかのリスクがあるということです。無料ではありますが、受ける時には同意書が必要なようです。また、研究なので、論文などに載る可能性があります。もちろん、個人情報はわからないように載ります。

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