2010年11月21日日曜日

原発性リンパ浮腫

今年の2月に手術もした私の病気についてちょっとまとめておきます。まず、この記事は一般的な話題にとどめます。

どのような病気かと言うと、リンパの流れが悪化して足や手などがむくみ、戻らなくなる病気です。一般的なリンパ浮腫は、主にガンの手術をしたときに、転移を防ぐためにリンパ節を取り除いた結果、 発症するようです。

私のように、手術に起因しないものを「原発性リンパ浮腫」と言うようです。

原発性も、普通のものも、最初はただむくんでいるだけだったのが、ひどくなると石のように足が堅くなり、さらには炎症を起こして熱を持つようになるようです。

現在の医療では、このリンパ浮腫を完治させることはできないようです。衣料による圧迫やマッサージ等によって、症状を悪化させないようにする温存療法が今のところ主流な治療法となっています。私も弾性タイツと弾性靴下を放せない生活になっています。さらに、医師によっては、リンパ液が良く流れる行為(=血液が流れる行為、運動、飲酒、温泉など)を禁止する人もいる ようです。

なお、リンパ液の流れは、超音波エコーやCTでは見えないため、大病院クラスを含むほとんどの内科ではむくみの原因を特定できないようです。私が聞いた限りでは、実際に原因特定できるのは、横浜市立大学病院東大病院ぐらいらしいです。

もちろん、これら大学病院がマッサージをやってくれることはありませんので、日々の治療は理学療法を行っている所に行く必要があります。その情報はリンパドレナージ協会で検索できます。

ところで、マッサージは保険が効きません。高くつくのがネックです。そして、弾性タイツなどはガン手術を起因するものに対してだけ保険が効きます。原発性は何故か保険が効きません。(ただし、保険組合によっては認めてくれることはあるようです。)同じ症状で、治療も同じなのに一方は保険が効くのに、一方は効かないというのは納得のいかないところです。

もう少し認知されていけば、いずれ変わっていくのでしょう。

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