2013年5月13日月曜日

リンパ浮腫患者の日常 - スポーツ

 リンパ液は、毛細血管で血液から生成され、リンパ節でまた血液に戻るようになっています。つまり、血液が多く流れるとそれだけリンパ液も多く生成されます。リンパ浮腫患者の場合、その症状を抑えることだけを考えるとスポーツ、入浴、飲酒などは控えたほうがいいということになります。

 しかし、リンパ浮腫患者の場合、リンパ節やリンパ管の力が落ちており、ある程度症状が進行すると、 dermal backflow と呼ばれる、皮下にリンパ液があふれ出す状態になっています。このリンパ管以外にあるリンパ液は、筋肉の力で流れるようになっているらしく、筋力を落とすこともリンパ浮腫患者にとって、あまりよろしくないようです。

 総合的に考えて、スポーツはやるべきでしょう。患部の怪我には十分注意する必要がありますが、その他の健康面にもプラスになる要素が大きいと思います。リンパ液が多く生成されますが、ちゃんとマッサージなどのケアをしてあげればいいのですから。

 私の場合、左足がリンパ浮腫なのですが、スキーやフットサル、さらにはランなど、足に負担のかかるスポーツを週1~2ぐらいでやっています。常に弾性ストッキングで圧迫をかけているのと、スポーツした日は、家で寝る前にマッサージするようにしています。

 ただし、むくみを抑えているのがストッキングによる圧迫の占めている比率が大きいので、くるぶしの周辺などがストッキングの形になってしまっています。マッサージすれば一時的に戻るのですが、すぐにストッキングの形に戻ってしまいます。もっとも、日常生活に支障をきたすようなことではないので、あまり気にはしていません。

 リンパ浮腫は命にかかわる病気ではないので、気にする点と気にしない点を合理的に区別するのが精神衛生上もよろしいかと思われます。

2013年5月7日火曜日

記念すべき100件目

昨日にああ言っておきながら、いきなりリンパ浮腫ではない話題です…

長くかかりましたが、この記事が blog の100件目となりました。5年ぐらいかかっている気がしますが、5代目の blog にしてようやく達成できました。やはり独自ドメインにしたのが、飽きてもなかなか簡単には辞めようとはしにくくなったので良かったのかと。

あ、ちなみに、nakamuraya というのは、私の名前はもちろんですが、グループ魂の曲(?)の影響もあります。


では、また明日からはしばらくリンパ浮腫について書いていきます。

2013年5月6日月曜日

リンパ浮腫患者の日常 - 健常者との違い

元々、コメントをいただけるような blog ではなかったのですが、特に twitter に更新情報を流して以来、久しくコメントをいただけておりませんでした。ところが、先日久しぶりにコメントをいただけました。それも全く未知の、私と同じ原発性リンパ浮腫の患者の方からでした。需要は少ないかとは思いますが、しばらくリンパ浮腫関係のネタを投稿していきます。

病状の進行状況にも依りますが、健常者との大きな違いは、日常において患部を圧迫していることでしょう。その方法は、弾性包帯であったり、弾性ストッキングであったり、いくらかの手段があります。私の場合、朝起きてから夜に入浴する直前まで常にストッキングを着用しています。片足だけストッキング付けて短パンでフットサルしている姿は、知らない人が見たらなかなか異様でしょうね。

リンパ液は血液が流れる時に生成されるものですので、スポーツ時など、血液が多く流れる時にはちゃんと圧迫しておいた方がいいのです。ストッキングを着用できない(しにくい?)水泳だけは、どうしても控えてしまっています。水圧がかかるので、もしかするとそれほど気にしなくてもいいのかもしれませんが・・・。

まとめれば、今のところの私の場合の健常者との違いはこんなところでしょうか。

  • 常に圧迫している
  • 水泳はしていない
他には特にないと思います。